| 展開しておられる業種特化ソフトビジネスの現状は? |
| 主力の学園向けソフト事業は、先ず学校法人会計管理から始めました。公益法人である私立大学の会計処理は民間企業のそれとは異なり、かなり複雑な仕組みなので苦労しました。 |
しかし、20年経った今では、履修登録や成績管理、さらには少子化で益々需要の高まっている学生募集・入試システム等をパッケージソフト化し、さらにWebサービスシステムで、教職員・学生だけではなく広く学外にも情報提供して産学連携の種
まきをしたり、地域住民のみなさまの生涯教育を支援したり…と、学園全体の知的活性化をはかり、学園の魅力づくりをお手伝いできるトータルシステムとなっています。 |
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| おかげさまで、715校(2006年9月末)の導入実績があり、毎年40校程度新規ユーザーが増えています。 |
| もう一つの柱であるウェルネスソリューション事業の「ハローシステムシリーズ」では、フィットネスクラブの会員・会費管理や施設管理等をコア機能として、会員の方が職場や家庭でもトレーニングできるようエクササイズプログラムを提供するWebサービスシステムです。 |
| これは体脂肪率や基礎代謝量を測って食事管理、栄養管理できる「体組成形管理システム」など高い評価を得て、中高年の方々の健康への意識の高まりを追い風にしてすでに375施設(2006年9月末)に導入しています。 |
| 現在の事業の柱はこの学園向けソフトビジネスと、フィットネスクラブやスポーツジム等のウェルネス業界を対象とした事業ですが、3年前から福祉施設向け、食品流通業向け、文化産業・観光産業向けのパッケージビジネスに順次取組んでいます。 |
| 「e−すまいる」という福祉関連のシステムは、昨年12月にリリースしたばかりですが、障害者施設やケアセンターなどを中心に、10ユーザーに採用していただいています。 |
| 新予防給付制度に象徴されるように、国の考え方が「要介護になってからのケア」から「要介護にならないための予防ケア」へとシフトしている状況を鑑み、日常からの健康増進をお手伝いできるシステムも開発しました。 |
| さらに、4番目の事業として今年8月には食品流通業向けのパッケージソフトもリリースする予定です。また、今現在はオーダーメイドで文化・観光産業向けの「Webサイト構築」事業を行っていますが、この経験を生かして近い将来パッケージ化する予定です。 |
| 99年頃から上場を考えておられたそうですね。 |
| 弊社にとって、1996年4月にリリースした「キャンパスプランWindows版」がヒットしたことが、ひとつのターニングポイントだったと思います。売上が4億円を突破するようになりました。 |
| その年の6月に念願の自社ビルを購入したのですが、首都圏や北海道、沖縄の大学関係者が続々と見学にこられた――どうやら、「京都の会社がWindows用のシステムを出すなんて、大丈夫だろうか?」と、弊社の実態を見極めようとされていたようです。胸を張って新しいクライアントさんにお会いできるような信用力をつけたと感じました。 |
| 数年後、「ナスダック・ジャパン」という新興市場が誕生すると聞いたことで、上場によるステップアップを考えるようになり、大阪証券取引所が主催する勉強会に何度か足を運びました。2001年にはウッドランド(株)から、ウェルネス事業を譲り受けて事業の多角化をはかり、上場申請の準備を進めてきました。 |
| ところが、ナスダック撤退、相場の下落、取引所のシステムダウンなど、「さぁ、いよいよ!」という時に限ってアクシデントが起こり、延期を繰り返すことに。 |
| しかし、時間が出来たおかげで、内部体制を整える余裕がもてましたし、事業を横展開することで福祉という新しい柱をつくって上場することができましたので、結果的には良かったのではないでしょうか。 |
| 上場の効果としては、なんといっても社員の意識向上と社会的信用力の増大が大きいですね。ヘラクレスのマークが入った名刺を持っていると、「おめでとうございます」とお声がけいただくこともありますし、営業の場面でも話題になりやすいようです。 |
| もちろん、ソフトウェアの質も伴ってのこととは思いますが、お取引先からの信用力も格段にアップしたようです。 |
| 上場という目標を達成された今、新たな目標は何ですか? |
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創業時に掲げた「3年で単年度黒字、5年で初期投資の回収」という目標は予定通りに達成し、3年目以降は黒字決算を続けております。また、「10年で自社ビル保有」「20年で社会的企業となる」という目標も昨年上場して達成できました。 |
| しかし、上場公開は、言わば一つの関門を潜り抜けたという事に過ぎず、これからが新しいフィールドでの勝負になると思っています。 |
| 幸い2本の柱である学園ソリューションビジネスとウェルネスソリューションビジネスは、国公立大学や自治体の公共機関等でも高い評価を受けて驀進中です。さらに、福祉、食品流通、文化・観光分野での新規ソフト開発、リリースして、ソリューションビジネスを展開し、近い将来5本の柱にするというのが当面の新たな目標です。 |
| そのためにも、弊社のモットーである「アクティブ・インディペンデンス=能動的自立心」を社員一人ひとりが持って、社内外でのコミュニケーションを大切にしながら個々の能力を発揮し、世の中のニーズに応えるソフト開発を進めることが肝心だと考えています。 |
| ソフト会社は、人の出入りが激しい業界ですが、弊社では新卒採用者の離職率が7%以下と同業他社に比べて格段に低いことは、私にとってうれしいことですね。 |
| 昨年は、私が祇園祭の神事当番に当たっていたのですが、巡行当日は休日にもかかわらず、社員たちが率先して参加してくれました。こうした社員の積極性や人間関係の良さは、私にとって大きな誇りです。 |